カワリモノ息子の技術メモ的な~

カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜

学校が苦手な息子くんの作品とその母の作品、はたまた日常などいろいろを在宅エンジニア母が綴る

母、インターホンを修理しました


インターホンが壊れた?

 ある日、宅配のためインターホンがピンポーンと鳴ったのですが、応答するボタンが効かなくなっていました。

 来客があることはわかるのにこちらからは何もアクションができません。
 「わたしはここにいるよ!」と青山テルマのようなことを言ってしまうような状況です。

 我が家のマンションは築16年ほどになりあちこち壊れてきているのでインターホンもその時が来たか〜と覚悟していたのですが、息子さんが「開けて見てみよう」と言うと同時に開けてました。

 機械の中身を見るのが好きな息子さんは今までにインターホンを何度か開けたことがあります。

 今回は全部開けることはなく、応答するボタンを外した時点で故障の理由が判明しました。

 おわかりでしょうか。「通話/応答」ボタンをあけた奥の方にあるちっちゃいスイッチ。
 「通話/応答」ボタンを押したらこのスイッチが押されないといけないのですが、中の部品が折れててスイッチに届かなくなっていました。

 なかなか中を確認してみようという思考には到達しないので私もまだまだです。あけてみるの大事ですね。息子さんありがとう。

 これだったら当面なんとか運用でカバーできそう。
 ということで、当面は小さい隙間に手をつっこんで応答する対処をしました。

 それでもその運用では見栄えも悪いし操作性もすごく悪いので、部品の代わりになるものを3Dプリンタで作ることにしました。

経年劣化でしょうね

 同じマンションのお友達もインターホンが壊れたって言っていたので見に行くとまったく同じ状況になっていました。

 16年使い続けているので、普通に考えて経年劣化ですよね。

 ボタンの部分を取り外して隙間に指を入れて中のスイッチを押す裏技を伝授してきました。

インターホン部品をFusion360で作成

 折れた部分の代用品、去年少しだけ使い方を習得したFusion360を利用して設計しました。


 2枚目は裏から見たところ。
 中心部分に厚みをもたせて「通話/応答」ボタンが押された時に物理的にあたって奥のスイッチを押すかたちにしました。素人設計です。

 これを中にはめ込んで…


 うまくできました!
 少しずつ調整しながら4回出力してきちんと応答ボタンの外側から反応できるものになりました。

3Dプリンタで便利な世界

 私は設計ど素人ですがなんとかかんとかしてこういう修理もできます。
 一家に一台あったらいいな3Dプリンタ、です。

 とはいえ設計はちょっと面倒なのでなかなか着手できる気分にならないこともありますけどね。(持病のモノグサ病)

 今回の故障も実は少し前に起こってたのですが、隙間に手を突っ込んで奥のスイッチを押すという手段があったのでちょっと放置してたんです。
 そして重い腰をあげるためにツイートしたら「いいね」をいくつかいただいたので「作ろう!」という気分になれました。Twitterは自分を奮い立たせる効果があります。

 そして同じマンションの友人にこの代替部品をプレゼントしようと思っていましたが、「管理会社に言ったら無償で修理してくれた」と言われました。。

 まぁFusion360の勉強になったからヨシ!

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