頭痛薬服薬記録システム
去年(2021年)こんなものを作っていました。
siroitori.hatenablog.com
じつは2022年5月現在も一度も不安定になることなくずっと稼働中です。我ながら凄いです(自画自賛)
頭痛もちの私が頭痛薬を飲んだタイミングでボタンを押して日時を記録するシステムで、同時に環境測定値(気温・湿度・気圧ほか)も測定していてあとで分析できるというものです。
分析できる利点のほか、しんどい頭痛のときに連続服薬するために「前回何時に飲んだっけ?」というのを確認するのにも便利です。
現在ずっと記録するだけで前回の時間を確認する以外に利用しておらずほとんど分析もしないもまま放置していたので、今回記録の内容を振り返ってみたいと思います。
またこの基板はALGYAN様のイベントでいただいた「6周年基板」で自分で部品をはんだづけして作ったものでした。
▼ 去年のツイートです。はんだづけド素人状態で作りましたw
#ALGYAN
— とり子 (@siroitori0413) 2021年7月3日
はんだづけやっと終わりました!!やったー!
これが動くかどうかは運任せです😂 pic.twitter.com/n0gjGAJEuy
今年もまたさらに新しい基板がいただけそうなので、また新しいシステムを作るために去年のものの振り返りをしておこうという意図もあります。
▼これは今月(2022/5)の環境測定値と頭痛薬服薬記録。
青い縦棒の棒グラフになっているのが頭痛薬を飲んだタイミングです。Googleスプレッドシートのグラフ機能で表示しています。
私の服薬回数
プライベートな情報でお恥ずかしながら、私のこれまでの頭痛薬服薬回数です!
服薬回数 | |
---|---|
2021年8月 | 12回 |
2021年9月 | 10回 |
2021年10月 | 10回 |
2021年11月 | 7回 |
2021年12月 | 17回 |
2022年1月 | 14回 |
2022年2月 | 9回 |
2022年3月 | 10回 |
2022年4月 | 6回 |
2022年5月 | 10回 |
※5月は5/18時点まで
私にとっての頭痛薬=イブです。これが私には一番よく効くのでこれ以外の頭痛薬は基本的には飲んでいません。(ただ片頭痛がひどく嘔吐を伴うようなときは病院で処方された片頭痛の薬を飲むこともありますがそれはここには記録していません。そういうケースは半年に1回位です。)
また頭痛薬といいつつ、周期的に生理のときには1回以上服薬するので0回の月は基本的にないです。基本的にはあまり薬を飲みたくないのですが辛さに耐えられることは無いですね…。
月によって多いときと少ない時があるの、どうしてでしょうね・・?!
ということで、次にその月の平均気温・湿度・気圧と比較したいと思います。
服薬回数、平均環境値との比較
平均値との比較
服薬回数 | 平均気温 | 平均湿度 | 平均気圧 | |
---|---|---|---|---|
2021年8月 | 12回 | 27.40 | 68.94 | 10089 |
2021年9月 | 10回 | 27.67 | 64.15 | 10106 |
2021年10月 | 10回 | 26.29 | 53.70 | 10173 |
2021年11月 | 7回 | 22.61 | 46.52 | 10169 |
2021年12月 | 17回 | 20.05 | 45.85 | 10207 |
2022年1月 | 14回 | 20.25 | 40.00 | 10197 |
2022年2月 | 9回 | 20.07 | 37.94 | 10212 |
2022年3月 | 10回 | 20.97 | 47.11 | 10149 |
2022年4月 | 6回 | 22.20 | 55.07 | 10148 |
2022年5月 | 10回 | 24.05 | 57.50 | 10129 |
回数が特に多かったのは8月と12月と1月。
平均気温・湿度・気圧は高い月を赤字、低い月を青字にしてみました。
うーん。頭痛薬の回数と平均気温・湿度・気圧とは相関は感じられません。
気圧との比較
グラフを眺めてみると気が付くことがあるんです。気圧が関係してそう・・・!
グラフの上のほうにあるオレンジの折れ線が気圧です。また先ほども説明しましたとおり青い縦棒が頭痛薬を飲んだタイミング。
赤の四角で囲んでる部分を見ていただきたいのですが、この折れ線が下がり始めるとき・下がっている途中に服薬していることが多いです。
気圧が下がり始めるときに頭痛が起こるということですね。
気圧との関係は2018年にも感じていた
これじつは以前環境値を測定したときからそれっぽいと気が付いていたんです。
みんなのラズパイコンテスト2018で受賞しました - カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜
この2018年のブログ記事の「優良賞をいただいた作品の紹介」に書いたオムロンの環境センサを使用した作品です。このときの作品はGASではなくAmbientでグラフ表示させています。
このときの目的としては子供の機嫌と環境測定値との関係を知ろうとしていたのですが、結局それに関しては関連性は見つけられなかったです。しかしこのときに気がついて、
ひとつとてもはっきりしたことは開発者の母のほうは頭痛・めまいもちであり、気圧と密接に関係していることがわかりました。
と書いています。
おわりに
10か月記録したESP32での頭痛薬服薬記録の分析結果でした。
先日「薬院Make部」という所属するものづくりコミュニティでこの話をすると「頭痛が始まりそうなタイミングがわかるなら事前に予防できたらいいですね」と意見をいただいたので、それとても良い!ということで次はそんなのが作れたらいいなと思っています。できるかな。できたら大発明ですね(言い過ぎ)。ぼちぼち頑張ってみます^^