カワリモノ息子の技術メモ的な~

カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜

学校が苦手な息子くんの作品とその母の作品、はたまた日常などいろいろを在宅エンジニア母が綴る

「私の服薬システム」を作って最優秀賞を受賞しました

私と息子さんが一緒に作った作品が最終選考に残りプレゼンを行い、なんと最優秀賞を受賞しました!やったー!

STM32マイコンとTouchGFX GUIチャレンジ
protopedia.net

私の服薬システム

 3種類の薬を飲むためのシステムを作りました。
 なぜ3種類の薬かというと、私自身が3種類の薬を主に飲んでいて服薬管理したかったからです。

 システムの説明については下記に書いてます。
protopedia.net

 以前よりそれが作りたいと思っていたところに、今回のコンテストが開催、しかも「コンテスト応募するのを条件に開発ボードがもらえる」というものだったので意欲的に参加しました。

私の服薬システム3種類の服薬のポイント

  • 頭痛薬については今までも環境データ(気温・湿度・気圧など)とともに服薬を記録しているので、現行のシステムをそのままいかしておきたい
  • ただし現行システムにはない、前回服薬時刻を確認できるものを作りたい
  • アレルギーの薬も同様に服薬記録したい
  • そのほか定期服薬しないといけない薬がありアラート表示させて飲み忘れを防ぎたい
  • 外出先でも服薬タイミングがあるため外出先からも記録できるようにしたい

 これらをすべて叶えるシステムを作りました。
 実際に作ってからずっと自宅で実運用しています。
 自分でいうのもなんですが、これがとても便利で特にほとんど飲み忘れがなくなりました!

 定期服薬のアラート機能(通知機能)は、画面上にアラート表示されるのが便利です。
 自分自身が割り込み処理が苦手なので音が鳴るのはあまり好きではなく、また音を止めるためにボタンを押したりして「あとで飲もう」と思うとそのまま忘れます。ただ画面上に表示されているのは、たまに目をやったタイミングに視界に入るのでちょうど良いのです。

 また付加機能として、画面上に日時・気温・湿度・気圧が常に表示されているのも何気に便利です。

難しいところは息子さんが作ってくれました

 それがこのSTM32開発、難しくて結構大変でした。
 
 今回のコンテストはSTM32というマイコンをつかってTouchGFXというツールを使って開発するコンテストでした。

 そのTouchGFX自体は画面を簡単に作ることができてとても便利なものだったのですが、内部の実装をするのに、特に今回はネット対応していないマイコンにネット接続できるように対応するところがすごくハードル高かったです。

 でも難しいチャレンジをするのが好きな息子さん(memetan 先月17歳になりました)、俄然燃えちゃって頑張ってC++でコードを書いてくれました。私はC++とかとても苦手で簡単なArduinoしか書けません。。あと難しい配線もネットで調べながらWiFiにつながることができる部品(ESP8266)を配線してくれました。

そのほかもわたしのマシンで動かせなく(書き込めなく)なったときも都度対応してくれて、今回の成果はほとんど息子さんのおかげです。ありがとう。

全体構成が評価されて嬉しかった

 今回のシステムは既存のシステムを生かしつつ構築したと書きました。審査員の方には、全体のシステムの中の一部分でSTM32マイコンが機能しているところを評価していただきました。とても嬉しかったです!(思いついた順に作っていっただけなんですけどね)


既存の頭痛薬服薬システム

 前述した既存のシステムはこちら。2021年に作成したものが今でも元気に動いています。
blog.memetan.dev

 ブログを読み返してみましたら、このときが初はんだによる部品実装だったのですね。すごい私がんばってる~!

SORACOMのIoTボタンも使ってて、これはSORACOM Discoveryで展示されてました

 今回、STM32開発と別で、SORACOMさんのIoTボタンも使ってみました。
soracom.jp

 このボタンで外出先からも3種類の薬の服薬記録ができるようにしました。

 なんと、先日SORACOMさんの「SORACOM Discovery 2024」という大きなイベントが開催されたのですが、その中にSORACOM UGで展示品を募集するという企画あり、そちらにも応募して採択され展示していただいてたんです!(ブログ書きたかったのに書きそびれ…)

discovery.soracom.jp

 このイベントには私は現地に行くことができなかったので作品のみ送りました。STM32マイコンも展示するか検討しましたが結局私が現地にいないので対応ができないかもしれないと、ボタンのみ展示して好きに押していただきスプレッドシートに表示するという様子が見られるようにを展示していただきました。

 ▼ 手前がわたしの展示がされているコーナー。すごい人!!


おかしな点ありと指摘をいただく

 今回のSTM32+TouchGFXのコンテストでほかの発表者のかたから指摘をいただきました。まったく気が付いてなくて、とてもありがたかったです!


 ↑ なんかちょっと日本語がおかしいですが。

 ▼ この表の気圧の値ですね。

おわりに

 今回作った作品でSORACOM Discoveryへの展示とSTM32コンテストでの最優秀賞受賞と、2回も嬉しいことがありました。


 Xでつながりのある方々から「おめでとう」コメントをいただけて本当に感謝でした。

 これからもこのシステムを使い倒して、さらに改良して行けたらと思っています。

 STM32マイコンとTouchGFX GUIチャレンジの賞品はなんと「iPad Pro」!結構なお品のようで、届くのが楽しみです!