きっかけは我が家のPCが壊れたこと
夫さん(息子くんのおとうさん)がメインに使っているノートPCが、Windows Updateをかけたあとエラーになって起動できなくなる事件が発生しました。
PCのトラブル対応を得意とする息子くんに相談してみてもらいました。
本体の電源は入らないのでUSBブートしてたと思うのですが、調べてみるとどうやら不良セクタがあることがわかったと。
この不良セクタの部分にたまたまWindowsUpdateで書き込まれた結果、起動できなくなったんじゃないかとの推測でした。
処置として不良セクタに書き込まなくする対応(不良セクタを部分的に使わなくする)をすればよいとのことだったので、まずはデータをバックアップしてからディスクにその処置をしてもらうようにしました。
データのバックアップ先
故障したPCのデータをバックアップする先をどうしようとなりました。
我が家にはネットワーク上に家族皆で使える共有ディスクを置いています。
そこは充分に空き容量があるのですが、なにせネットワーク経由でファイルを送るとローカルネットワークとはいえ遅い。
ある程度大きいファイルを保存しようと思ったら夜コピーして放置して寝る感じの認識でいます。
今回のノートPCのハードディスクのバックアップとなると、USB経由とかだと時間かかっても1時間くらい放置しておけばコピーできそうな気はしますが、ネットワーク経由だと1日くらいかかるんじゃ?と思いました。
そこでこの息子くんの発言。
自宅ネットワーク上に家族みんなで使う共有ファイルサーバーおいてるんですが、息子氏より「前々から思ってたけど遅すぎる」と苦情。
— とり子 (@siroitori0413) 2022年3月8日
私はネットワーク上だからこんなもんかなと思ってたんですが、そんなわけないと言ってラズパイ4でNAS作ってくれました。
超速くてめちゃくちゃ快適になった・・!
今まで使っていたLANDISK
今までIOデータの「LAN DISK」型番:HDL-A2.0 という製品を使っていました。いつ買ったのかもう忘れてしまいましたが、2013年生産終了と書かれてあるのでかれこれ10年以上使っている気がします。
HDL-Aシリーズ | 超高速 LAN接続型ハードディスク | アイ・オー・データ機器 I-O DATA
息子くんいわくネットワークが遅いのではなくこれが遅いんだそうです。
ラズパイ4でNAS
息子くんが「LAN DISK」の代わりとして置き換えられる NAS をRaspberry Pi 4で作ってくれました。
NASっていうのは Network Attached Storageの 略で、ローカルネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクです。
内部的には、OSにはUbuntu Serverを入れていてSambaをインストールしたとのことでした。
「詳しく教えて!」と詰め寄ると「そのあたりの情報はネットに沢山転がってるよ」と軽くあしらわれました。
↓ こうなった(汚い手書きですみません)
ラズパイを使った理由としては「身近にあったから」という大きな理由はありますが、以前使っていたLAN DISKとそれにつけてた4TBのディスクが専用形式でフォーマットされてあり、そのフォーマットというのが実はEXT3(Linuxだと直接アクセス可能)なので差し替えるだけでいけるからということでした。
劇的に速くなりました・・!
もっと早くからやっておいたら良かったなと思うほど速く快適になりました!
息子くんありがとう!
▼ 左がラズパイ。それにUSB接続で繋がっているのが4TBのHDD(右)。テレビボードの中に置いています。
というかラズパイがまた1個使われたのでまた買い足さなきゃと思いますが、半導体不足でなかなか手に入りませんね。
以前Amazonで購入してたのも今見てみるとかなり値段が上がってて驚愕しました。(2022年3月時点で25,580円…)
▼ コレ。
ちなみにこのセットのケースは電子工作するためにはピンが外に出せず不向きですが、NAS用途にちょうどいいと思いました。沢山のファイルを送るときは熱を持ってしまいますがファンもついてるので良いです。
▼ 今回はこのときに使ったラズパイを使用しています。
siroitori.hatenablog.com
壊れたノートPCのその後
話は戻って冒頭で書いた起動しなくなった不良セクタですが、最初は1つくらいかと思っていたら後々調べたら20か所ほどあったそうで…。
なかなかに厄介な壊れ方をしていたようで修復できないかもしれないとのことですが、まだいけるかもと色々奮闘しているようです。
「この reTerminal っていうデバイスにもラズパイが入ってるんだヨ」