毎日のように新しいアイデアが浮かび、ほとんど休む暇なくせっせと作り続けている息子くんでございます。
今日は少し前に息子くんが作ったインターホン通知システムのご紹介。
作ったきっかけ
近所に息子くんより1歳下の人工内耳のお友達がいます。
生まれつき耳が聞こえなかったそうで、耳の内側と外側に機械をつけています。
それをつけていても聞こえが悪いみたいです。
で、おうちの人が家にいなくて一人の時、お友達が遊びに来てインターホンを鳴らしても聞こえないことが多いらしく。
友達が来るとわかっているときは、自分の部屋から出て、インターホンの前で待っているそうなんです。
じゃあそれが視覚的に通知できるの作ったらいいやん!
ということで息子くん作ることにしました。
時々テレビとかで見たことがあります。
インターホンが鳴ると、ランプがつく仕組み。あれを自作するんだって。
うちにあるパトランプを光らせてみることにしました。
インターホンを調べる
インターホンに出力がないか調べます。
あ、そうそう、そのお友達は同じマンションなのでうちと同じインターホンなのです。なので我が家のインターホンを調査。
周りをぐるり見渡して開けれるところすべて開けてみても、電源スイッチやSDカードの口はあるものの
外部出力的な端子はなさそう・・・
我が家のインターホンのマニュアルを探したら・・あった!
うちのはアイホンのVHK-RMW-Rという型番でした。
しかしマニュアルみてもやはりユーザーが使える外部出力はなさそう。
インターホン側の実装
どうやって来客を認識するか
外部出力がないなら、どうやってインターホンが鳴ったことを判断するか。
それで考えた結果光センサーを使うことにしたらしいです。
インターホンが鳴ると画面がつき画面の明るさが変わるので、その変化度合いに応じて画面がついたかどうか判断させようと思ったとのこと。
私は音認識かなぁとなんとなく思ったんだけど周囲の雑音も考えると判断が難しいとの息子くんの判断。ごもっとも!
M5Atom Matrixで実装
「光センサーで感知したら、http通信でパトランプ側に送る」というのを作ります。
ここで私の買っておいたM5シリーズのAtom Matrixが登場!
「お母さんのこれ使わせて~」っていうんで貸してあげました。
M5Atom Liteでも良かったんですけどね、手持ちのAtom Liteはパトランプ側に使用することにしたので、
こちらはAtom Matrixを使うことにしました。
まず基板に光センサーと抵抗をはんだづけしてAtom Matrixをつないで完成。(写真とるの忘れた)
しかし光センサーの値の取得がどうも変・・
抵抗が足りないみたいだ!とのこと。
(このへん私まだまだ知識不足・・・・・)
家にストックしてある抵抗は200Ω、1KΩ、10KΩ、1MΩがそれぞれ10~20本程度ずつ。
いろいろ試した結果、100KΩくらいがちょうどよさそう!でも10KΩを10本つなげるのはつらい!買いたい!と言われ、急遽電子パーツ屋さんに買い出しに。
息子くんは普段まったく家から出ようとしないので、「買い物に行きたい」なんてレアな発言されたら喜んで連れて行ってあげる私。
そしてまんまと自分用にもいろいろ買ってしまうのです。
電子パーツの買い出しはもっぱらマルツさんです。
いつもありがとうございます。
最近よく行くマルツさん。
— しろいとり子 (@siroitori0413) 2020年11月10日
息子の買い物をするために車で連れていくんだけど、いつも自分用のを余分に買ってしまう〜😅 pic.twitter.com/5NAZvgo1W1
■表面
■裏面
パトランプ側の実装
M5Atom Liteで実装
M5Atom LiteにGroveコネクタのリレーをつないでパトランプを接続し、インターホン側からのhttpリクエストが届いたらリレーを制御してパトランプを光らせます。
インターホン側もパトランプ側もArduinoで書いたプログラムを公開したいですが、
息子くんが「公開できる感じに書いてない!見せられない!」というので、今回は公開しません~^^;;
できあがり
息子さん作、インターホンがなるとパトランプが光ります。ちょいラグあり。
— しろいとり子 (@siroitori0413) 2020年11月12日
インターホンは画面がついた明るさを光センサーで認識。WiFi経由http通信でパトランプ側に通知。
M5ATOM MatrixとATOM Liteつかってます。 pic.twitter.com/KQoXtWnB8j
インターホン側の装置の下にぶら下がってるみたいになってるのはモバイルバッテリーです。
Wi-Fiで通信するので、パトランプはWi-Fiで繋がる範囲なら別の部屋に置いていても大丈夫。
問題点
M5Atom MatrixがWi-Fi接続時、LEDマトリクス部分がランダムなタイミングでピカッ!ピカッ!と光る・・・
ネットで調べたところどうやら既知の問題らしいです。
また、インターホン側が現状セロハンテープで止めてる(笑)ので、どうにかできたらいいなと思います。
いい感じのアダプターが3Dプリンターで作れたらいいんだろうなぁ。
パトランプ側もしかり。
さいごに
今度お友達のおうちで実際に使ってもらって使い心地を聞いてみたいと思います。
このM5Stackシリーズ、別の開発中のものにも使ってたりするのでなかなか使ってもらう機会がとれず^^;;;
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