今回の内容は母の作品についてです。
先日作った『USB Bomber』
先日、『USB Bomber』なる作品を作りました。
USBポート4つあるうちどれかが当たり。っていうだけのおもちゃです。
息子くんは設計できるスキルあるので教えてもらってたのですが、私がわからなすぎてとんちんかんなことを言ってるのか、親子喧嘩気味になってしまい最後までできませんでしたーw
親が子供に勉強を教えようとすると最終的に喧嘩みたいになってしまうあるあるの逆パターンwけど、いつか作ってやる!
って書いた通り、去年のこの時点では筐体(ケース)を設計できず、段ボールで作ってたんです。
息子くんは去年Fusion360による設計技術を身に着けています。でも教えてもらおうとするとけんかのようになってしまう・・
Fusion360はどうにも難しく。
あ、まてよ、私の使えるTinkerCADでできるところまでやってみたらいいじゃないか!
TinkerCAD
TinkerCADはAutoDesk社の提供するCADサービス。Webブラウザ上で設計することができ、設計したモデルをstl形式などでダウンロード可能。誰でも無料で使えます。
今までの私の3Dプリンタの利用は、Thingiverseに公開されているモデルをダウンロードして出力する程度。だけどそのモデルにちょっとした文字を刻印したり調整したりはこのTinkerCADを使えば簡単にできるので使っていましたが、正直複雑な設計は難しいかなって思っていました。
だけどまずはこれでできるところまでやってみようじゃないか!と。これを使い倒せば、今後Fusion360に本気でトライしたときに理解度も上がりそう。
結論から言いますと、わりと簡単に設計できました。
少々複雑な設計もTinkerCADでできるじゃないかー!と。
↓ TinkerCADのダッシュボード画面。複数の作品を保管しておくことができます。
USB Bomber筐体の設計
2段のお弁当箱のように設計しました。
底の部分(1段目)
ここにはUSB接続プラグやワイヤーがはんだ付けされたユニバーサル基盤が乗ります。
電源用コードとUSBコードの2本が外に出せるように穴を設計しました。
基盤もおおまかな形を設計して、実際にモデル上に置いてみて確認をしました。
中央の部分(2段目)
ここにはM5StackとMini LED Badgeが乗ります。
M5StackとMini LED Badgeの実寸のモデル(図の右側がそれ)も作成して実際に乗せてみて確認をしました。
上の部分(ふた)
窓からM5StackとMini LED Badgeが出るように設計しました。(図は裏向き)
出力結果
出力時間
・下の部分 ・・・ 約5時間
・中央の部分 ・・・ 約7時間
・ふたの部分 ・・・ 約3時間
合計、約15時間かかって出力!
なるべく早く出力できるように密度は最低の1%に設定。(スカスカ!強度よわよわかも。)
下の部分。設計通り基盤を置くことができました!
USBプラグもちゃんと外から刺さるようにちょうどの穴があけられています。コードの穴の位置もちょうどよかったし、嬉しい!
中央の部分(サポートをはずした直後の状態)
写真ではあまりわからないかもしれませんが、かなり反って歪んでしまいました・・
素材がABSであることと、寒さも影響したかも?しれません。その日、ここ福岡でも雪積もるほどでした。
ふたの部分と、全部合わせるとこんな感じ。
はじめての設計にしてはなかなか良い出来です!(THE 自画自賛)
それぞれを結合するための接続パーツがむずかしいなと感じました。
下の段の四隅に4本柱を立てたんですが、組み立ててるときにうち2本ぽっきり折れちゃいました。これは再調整が必要。
あとふたの部分、設計ミスってMini LED Badgeをジャストサイズで穴開けちゃったもので実は最初入りませんでした。やすりでけずってはめ込んでます。
作り終えてみて、TinkerCADでもできるんやん!って感じでした。私はこれを今後活用していこうと思います!
参考
我が家でいつも使っているフィラメントはこちら。Pxmalionというメーカーのものです。
今回はじめてフィラメントが途中でちぎれてしまう問題が発生しましたが、その後は安定稼働。お値段のわりに質はよい?かな?他をあまり使ったことが無いのでよくわからないですが・・
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