先日ついにだいぶ自分の力で基板を発注したのでその話です。
PCB発注へのあこがれ
ずっと「基板を発注してみたい」と言い続けたままなかなかハードル高く感じてできていませんでした。ネットで調べても専門用語がわからず都度調べてみるのですがよく理解できないままでした。
そんな中、私の参加させていただいてるコミュニティ CuteeWorks のイベントで基板を設計・発注してはんだづけするという企画が去年ありました。
▼ そのときのブログ
blog.memetan.dev
ブログには書いてなかったのですが、最初に EasyEDA というのを使った基板の設計の初歩を習いました。
このときはすでに準備されている回路(非安定マルチバイブレータ回路)があってそれを配置したという形で、好きな外形を作るやりかたや回路の作り方が少しだけわかるようになりました。
また発注のやり方は教えてもらったものの、一括発注していただいたので最終的に自分自身では発注していませんでした。
▲ 前回はこれを作りました。LEDが交互に光ります(非安定マルチバイブレータ回路)
今年もCuteeWorksで基板作成イベント開催
今回も前回に引き続き基板作成イベントをすることになり、喜んで参加しました。
可愛いカラー基板を作ろう!ブラウザで出来る基板設計
本当は今回のメインとして「カラー基板」を作成するということだったのですが、残念ながらそのタイミングで日本からまだ発注できなかったということで、カラー基板はお話だけにとどまりカラーではない基板を作りました。
ここでいう「カラー基板」というのは、プリントする文字や絵柄がカラー印刷できるもののことを言うそうで、つい最近できるようになったんだそうです。日本でも注文できるようになるのはもうすぐなのだとか。
ちなみに、基板自体の色についてカラーが選べて発注できるのは以前からです。
▲ 去年のイベントで皆さんが作った基板。
設計ツールはEasyEDA
今回のイベントも前回に引き続きEasyEDAを使って設計しました。無料版のSTD Editionを使っています。
EasyEDAはブラウザ上で設計をすることができるものです。
どのように使うか知りたい方はYamadaさんが説明されるイベント時の配信動画をみていただけると良いと思います。
www.youtube.com
前回と違う点としてはYamadaさんが説明されたLチカ回路をお手本にして今回は自分で回路を設計しました。
こういうのを作ろうと思った
M5Stackとかのマイコンにつなげられるように基板にピンヘッダをつけられるようにしてLED2つの回路を作ろうと思いました。そして家に心拍センサーがあるので心拍に合わせて目の部分をチカチカさせたいと思いました。
そして、作ったのがこちら。
3Dビューにするとマウスでぐりぐり動かすことができて立体で確認することができて楽しいです。
サイズを調整する操作感が他の設計ツールと違っててすこし難しいかなぁと思いました。サイズがうまく設定できているかはPDF出力したものを印刷して確認しました。
最終的に基板の色は白に決めて、発注をしました。Yamadaさん発注の仕方を改めて教えてくださってありがとうございました!
EasyEDAからJLCPCBへ簡単に注文できるのがいいですね。
ついに自分でPCB発注したー!
— とり子 (@siroitori0413) 2024年1月31日
基板の設計だけ習っておまかせ発注していただいたことはあったけど、用途に合うようによく考えて設計して自分の手で発注したのは初めて。
ま、ただのLチカ回路なんだけどw
届くのが待ち遠しいなぁ。 pic.twitter.com/5o6PfXBonh
この大きさの2層(両面)の5枚で送料がいちばん安いもの(到着まで時間がかかるもの)を選択して$3.96でした。
安いのでこれなら間違っても軽い気持ちでやりなおしができますね。時間はかかりますが。
配送状況を確認したところ2/9現在(注文から9日目)関西空港まで到着しているらしいので、もうすぐ手元に届きそうです!わくわく。
参考
EasyEDAについて調べていたらいつもネットで助けられているたなかまさゆきさんのブログにくわしい情報がありこちらも大変参考にさせていただきました。
lang-ship.com
▲ CuteeWorksの配信の日、夜のエンジニアカフェ